ARTICLE記事一覧

ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2026.10.10 MARKETING

検索広告とディスプレイ広告の違いは?目的別の使い分けをわかりやすく解説

検索広告とディスプレイ広告の違いは?目的別の使い分けをわかりやすく解説
目次
[  開く  ]

Web広告を始めるときに、まず候補に上がりやすいのが「検索広告」と「ディスプレイ広告」です。どちらも代表的な広告手法ですが、配信される場所、見ているユーザーの状態、得意な役割は大きく異なります。

検索広告は、GoogleやYahoo!などの検索結果に表示される広告です。ユーザーが自分でキーワードを入力して情報を探しているタイミングで表示されるため、比較的ニーズが明確な人にアプローチしやすい特徴があります。

一方、ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ、YouTube、ニュースメディアなどの広告枠に表示される画像・動画・テキスト広告です。検索広告のように「今まさに探している人」だけでなく、まだ商品やサービスを知らない人、なんとなく興味を持ちそうな人にも広く届けられます。

結論から言うと、すぐに問い合わせや購入につなげたいなら検索広告、認知拡大や潜在層への接触を増やしたいならディスプレイ広告が向いています。ただし、どちらか一方だけが正解というわけではありません。商材や目的によっては、検索広告とディスプレイ広告を組み合わせることで、より効果的な集客ができます。

この記事では、検索広告とディスプレイ広告の違い、それぞれのメリット・デメリット、向いている商材、成果を出すための使い分け方をわかりやすく解説します。

検索広告とは?

検索広告とは、ユーザーが検索エンジンでキーワードを入力したときに、検索結果の上部や下部に表示される広告です。Google広告やYahoo!広告の検索広告が代表的です。

たとえば、ユーザーが「外壁塗装 見積もり」「税理士 相談」「不動産 広告 代理店」などと検索したとき、その検索語句に関連する広告が表示されます。

検索広告の特徴は、ユーザーの検索行動に合わせて広告を出せることです。何かを探している、比較している、申し込みを検討しているタイミングで接触できるため、問い合わせや購入につながりやすい傾向があります。

広告文はテキストが中心で、見出し、説明文、リンク先などで構成されます。画像や動画で目を引くというよりも、ユーザーが検索したキーワードに対して「自分の悩みに合っていそう」と思ってもらうことが重要です。

ディスプレイ広告とは?

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ、YouTube、Gmail、ニュースサイトなどの広告枠に表示される広告です。バナー広告と呼ばれることもあります。

検索広告が「検索結果に出る広告」なのに対して、ディスプレイ広告は「さまざまなメディア上に表示される広告」と考えるとわかりやすいです。

ディスプレイ広告では、画像、動画、テキストを使って視覚的に訴求できます。ユーザーが検索していないタイミングでも広告を表示できるため、商品やサービスをまだ知らない人に認知してもらう目的で使われることが多いです。

たとえば、ニュース記事を読んでいる人、アプリを使っている人、YouTubeを見ている人に対して、興味関心や年齢、地域、過去のサイト訪問履歴などをもとに広告を配信できます。

検索広告とディスプレイ広告の大きな違い

検索広告とディスプレイ広告の違いを一言で表すなら、「ニーズが顕在化している人に出すか、まだニーズが明確でない人にも出すか」です。

検索広告は、ユーザーが自分で検索したキーワードに応じて表示されます。そのため、すでに課題や欲しいものが明確になっている人に届きやすい広告です。

一方、ディスプレイ広告は、ユーザーが検索していない場面でも表示されます。今すぐ購入や問い合わせを考えているとは限りませんが、将来的に見込み客になる可能性がある人に接触できます。

たとえば、「リフォーム 見積もり」と検索している人は、すでにリフォーム会社を探している可能性が高いです。この場合は検索広告が向いています。

一方で、住宅関連の記事を読んでいる人や、インテリアに興味がある人にリフォームの広告を見せる場合は、ディスプレイ広告の役割になります。まだ具体的に探していない人に対して、サービスを知ってもらうきっかけを作るイメージです。

検索広告のメリット

1. 今すぐ客にアプローチしやすい

検索広告の最大の強みは、ニーズが明確なユーザーにアプローチしやすいことです。

ユーザーが検索するということは、何かしらの疑問、悩み、欲求を持っている状態です。特に「費用」「比較」「見積もり」「相談」「予約」「近く」などのキーワードを含む検索は、行動につながりやすい傾向があります。

このようなユーザーに広告を表示できるため、検索広告は問い合わせ獲得や購入促進と相性がよい広告です。

2. 成果につながるキーワードを把握しやすい

検索広告では、どのキーワードからクリックやコンバージョンが発生したかを確認できます。成果が出ているキーワードに予算を寄せたり、成果が悪いキーワードを停止したりすることで、改善を進めやすいのが特徴です。

たとえば、「Web広告 代理店」よりも「Web広告 代理店 費用」のほうが問い合わせにつながりやすいとわかれば、後者に合わせた広告文やLPを強化できます。

ユーザーの検索語句には、悩みや検討状況が表れます。そのため、検索広告は広告運用だけでなく、LP改善やSEO記事の企画にも役立つ情報を得やすい施策です。

3. 少額から始めやすい

検索広告は、配信するキーワードや地域、時間帯、予算を細かく設定できます。そのため、限られた予算でも始めやすい広告です。

最初は重要なキーワードだけに絞って配信し、成果を見ながら対象を広げることができます。中小企業や地域ビジネスでも取り組みやすい点は、検索広告のメリットです。

検索広告のデメリット

1. 検索されない商材には向きにくい

検索広告は、ユーザーが検索することを前提にした広告です。そのため、まだ認知されていない新しいサービスや、検索ニーズが少ない商材では十分な表示回数を得られないことがあります。

たとえば、新しいカテゴリーの商品や、名前だけでは内容が伝わりにくいサービスの場合、そもそも検索されるキーワードが少ない可能性があります。この場合、検索広告だけで集客するのは難しく、ディスプレイ広告やSNS広告などで認知を広げる必要があり必要があります。

2. 競合が多いとクリック単価が高くなる

検索広告は、同じキーワードに複数の企業が出稿します。競合が多い業界ではクリック単価が高くなりやすく、広告費がすぐに消化されることがあります。

特に、不動産、金融、士業、美容医療、人材、BtoBサービスなどは、キーワードによってクリック単価が高くなる傾向があります。

クリック単価が高い場合は、キーワードを広げすぎず、成約につながりやすい語句に絞ることが重要です。また、広告文やLPを改善して、クリック後の成果率を高める必要があります。

3. 画像や動画で魅力を伝えにくい

検索広告はテキスト中心の広告です。そのため、商品の見た目、雰囲気、世界観、利用シーンを視覚的に伝えるのは得意ではありません。

たとえば、アパレル、インテリア、旅行、飲食、住宅、不動産、スクールなど、ビジュアルが意思決定に影響しやすい商材では、検索広告だけでは魅力を伝えきれないことがあります。

このような場合は、ディスプレイ広告や動画広告、SNS広告と組み合わせることで、視覚的な訴求を補うとよいでしょう。

ディスプレイ広告のメリット

1. 幅広いユーザーに認知してもらえる

ディスプレイ広告の最大の強みは、まだ検索していないユーザーにも接触できることです。

検索広告では、ユーザーが検索しなければ広告を表示できません。しかし、ディスプレイ広告であれば、興味関心や属性、閲覧しているコンテンツなどをもとに、潜在層へアプローチできます。

商品やサービスの認知度を高めたい、新しいキャンペーンを告知したい、ブランドを覚えてもらいたいといった目的に向いています。

2. 画像や動画で印象に残しやすい

ディスプレイ広告では、画像や動画を使って視覚的に訴求できます。テキストだけでは伝えにくい雰囲気、デザイン、利用シーン、ビフォーアフター、キャンペーン内容などを伝えやすいのが特徴です。

たとえば、不動産広告なら物件写真や街並み、ジム広告なら施設の雰囲気、採用広告なら職場の様子を見せることで、ユーザーの関心を引きやすくなります。

3. リマーケティングに活用しやすい

ディスプレイ広告は、一度サイトを訪れたユーザーに再度広告を表示する「リマーケティング」と相性がよい広告です。

ユーザーは、初回訪問ですぐに問い合わせや購入をするとは限りません。特に高額商材や比較検討が必要なサービスでは、何度か情報に触れたうえで行動することが多くあります。

リマーケティングを使えば、過去にLPやホームページを見たユーザーに再接触し、検討を促すことができます。検索広告で集めたユーザーを、ディスプレイ広告で再度フォローする使い方も効果的です。

ディスプレイ広告のデメリット

1. すぐに成果につながりにくい

ディスプレイ広告は、検索広告と比べるとユーザーのニーズが明確でないことが多く、すぐに問い合わせや購入につながりにくい傾向があります。

ニュースを読んでいる人や動画を見ている人は、必ずしもその場で商品を探しているわけではありません。そのため、クリックはされてもコンバージョン率が低くなることがあります。

ディスプレイ広告を使う場合は、短期的な獲得だけでなく、認知拡大や再接触の役割も含めて評価することが大切です。

2. クリエイティブの質に左右される

ディスプレイ広告では、バナーや動画の見せ方が成果に大きく影響します。ターゲットに合っていないデザインや、何を伝えたいのかわからない広告では、クリックもコンバージョンも伸びにくくなります。

また、同じクリエイティブを長期間配信していると、ユーザーが見慣れて反応が落ちることもあります。定期的に訴求やデザインを見直すことが必要です。

3. 無駄な表示が増えることがある

ディスプレイ広告は広いユーザーに配信できる一方で、ターゲティングが甘いと関心の低い人にも広告が表示されてしまいます。

表示回数やクリック数は増えているのに、問い合わせにつながらない場合は、配信面、ターゲット、クリエイティブ、リンク先の見直しが必要です。

目的別の使い分け方

検索広告とディスプレイ広告は、目的に応じて使い分けることが重要です。

問い合わせや購入を増やしたい場合

短期的に問い合わせや購入を増やしたい場合は、検索広告から始めるのがおすすめです。

すでに商品やサービスを探しているユーザーに広告を表示できるため、成果につながる可能性が高いからです。特に、検索ニーズが明確な商材や、比較検討されやすいサービスでは検索広告が有効です。

認知を広げたい場合

商品やサービスをまだ知らない人に知ってもらいたい場合は、ディスプレイ広告が向いています。

新サービス、イベント、キャンペーン、ブランド訴求などでは、検索広告だけでは接触できる人数に限界があります。ディスプレイ広告を使うことで、検索前のユーザーにも情報を届けられます。

一度サイトに来た人を追いかけたい場合

サイト訪問者に再度アプローチしたい場合は、ディスプレイ広告のリマーケティングが有効です。

検索広告で流入したものの問い合わせしなかった人、資料請求ページまで見たが離脱した人、特定の商品ページを見た人などに再接触することで、検討を後押しできます。

高額商材や検討期間が長い商材の場合

高額商材やBtoBサービス、不動産、教育、リフォームなどは、ユーザーがすぐに決断しないことが多いです。

この場合、検索広告で顕在層を獲得しつつ、ディスプレイ広告で再接触する流れが効果的です。検索広告だけで完結させようとするのではなく、複数回接触して信頼感を高める設計が重要になります。

成果を出すための組み合わせ方

検索広告とディスプレイ広告は、対立するものではありません。むしろ、組み合わせることでお互いの弱点を補えます。

たとえば、まず検索広告で「今すぐ探している人」を集めます。そのうえで、サイトに訪問したが問い合わせしなかったユーザーに対して、ディスプレイ広告で再度訴求します。

また、ディスプレイ広告で認知を広げたあと、ユーザーが後日ブランド名やサービス名で検索し、検索広告や自然検索から再訪するケースもあります。

このように、検索広告は「刈り取り」、ディスプレイ広告は「認知・再接触」として役割を分けると、運用方針を考えやすくなります。

ただし、予算が限られている場合は、最初から両方を広く配信する必要はありません。まずは成果につながりやすい検索広告を中心に始め、流入数やデータが増えてきたらディスプレイ広告でリマーケティングを追加する流れが現実的です。

どちらから始めるべきか

初めてWeb広告に取り組む場合、多くのケースでは検索広告から始めるのがおすすめです。

理由は、ユーザーのニーズが明確で、成果につながるキーワードや広告文を検証しやすいからです。特に、問い合わせ獲得や資料請求、予約、購入を目的にする場合は、検索広告のほうが優先度は高くなります。

ただし、検索されにくい新しいサービスや、ビジュアルで魅力を伝える必要がある商材では、ディスプレイ広告やSNS広告を先に検討したほうがよい場合もあります。

重要なのは、「検索広告とディスプレイ広告のどちらが優れているか」ではなく、「自社の目的に対して、どちらの役割が必要か」を考えることです。

まとめ

検索広告とディスプレイ広告は、同じWeb広告でも役割が異なります。

検索広告は、ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示される広告です。すでに悩みやニーズが明確な人に届きやすく、問い合わせや購入などの成果につながりやすい特徴があります。短期的な獲得を目指す場合に向いています。

一方、ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ、動画面などに表示される広告です。まだ検索していない潜在層にも接触でき、認知拡大やリマーケティングに向いています。画像や動画で視覚的に訴求できる点も大きな強みです。

すぐに成果を出したいなら検索広告、認知を広げたいならディスプレイ広告。一度サイトに来た人を再度追いかけたいなら、ディスプレイ広告のリマーケティングが有効です。

広告運用で成果を出すには、それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて使い分けることが大切です。検索広告とディスプレイ広告をうまく組み合わせれば、今すぐ検討しているユーザーにも、これから見込み客になるユーザーにもアプローチできます。

広告の配信面だけで判断するのではなく、「誰に」「どのタイミングで」「何を伝えるか」を整理し、自社に合った広告戦略を設計していきましょう。

CATEGORY

TAG

関連記事

一覧に戻る

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのために、Cookie(クッキー)を使用しています。このバナーを閉じるか、閲覧を継続することでCookieの使用に同意するものとします。
詳細はコチラ詳細はコチラ

OK