

ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。
2050年には、スマホやPCの普及率が0%になる―みずほ銀行の産業調査部「2050年の日本産業を考える」という報告書でそんな数字が示唆されました。
スマートフォンは2040年には30%に、そして50年には0%。パソコンに至っては、2040年には10%になり、50年には0%という予測です。
これは、スマホやPCの上位互換となるスマートグラスや「スマートコンタクト」といった端末の普及により、取って代わられる…メタバースが普及していくという将来予測に基づくものです。既にスマートグラスは出てきていますし、投影された映像をタッチして操作するというのも身近なものになっていますので、なんとなく想像がつきます。
また、メタバースというとなんだか壮大で最先端な印象が強くなりますが、メタバースの普及予測には「世代移行」の背景があるといいます。デジタルネイティブのα世代が経済・社会の中心になるにあたり、加速していくだろうというのです。「そんな社会かぁ…」と遠いことのように一瞬感じてしまいましたが、よく考えれば私も中学生のときはオンラインゲームにハマり、友人とは現実であっていなくてもゲーム上のチャットで毎日のようにやり取りしていたことを思い出しました。
SFなどで見るような世界も、案外近いのかもしれません。
30代に突入してはや1年、新しいことばに出会っただけで少し遠いことのように感じてしまうのは、非常に良くないなぁとしみじみ感じる今日この頃です。