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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2020-03-13 MAiL 特集記事

「旅行と運動」から考える日本人の思考

東京オリンピックまであと数ヶ月。開催時期に増加が見込まれるインバウンド集客。
外国人観光客獲得のポイントとして注目を集めているのが、ホテル内
フィットネスジムではないだろうか。海外と国内の利用者を比べながら
今後のホテル内フィットネスジムの方向性について考えてみる。

旅行先でもフィットネス

現在、日本人の間ではホテル内フィットネスジムの利用者が増えているようだ。ホテル側もその需要に答えるように設備を整えている場所が以前より増加していて、実際に「旅行先でもジムに行きたい」という条件でホテル検索すると意外とその環境は整っている。ホテル宿泊サイト「るるぶ」や「一休.com」では、フィットネスジムがある旅館で検索ができる。また日本ホテル協会のホームページでも同様にフィットネスのキーワードで検索が可能だ。このように、旅行・出張先のホテルにてフィットネスジムで身体を動かしたいと思う人への環境は整っているのに、近年増加しているとはいえ、海外に比べると利用客は少ない。それはなぜだろうか。

海外との意識の違い

海外の調査によると、アメリカ人旅行者の53%が「旅行中にエクササイズを行う」と回答※1、海外ビジネス客の62%が「予約時にホテルにジムがあるかチェックする」と回答※2しており、外国人客にとって、フィットネスジムがホテル予約の重要なファクターになっていることがわかる。(引用 TechnoGym http://www.technogym.co.jp/smallgym_lp/

上記のデータからわかるようにアメリカ人の間では旅行先で身体を動かすことが浸透している。その一方、国内で浸透していないのは、日本人にとって旅行は未だに非日常を味わうための体験であるからではないだろうか。

健康になるための旅行

ただ、この日本人の価値観を変化させるような動きが今、ホテル業界に増加している。例えば、宮城県にある「美と健康」をテーマとした森林温泉宿「ゆと森倶楽部」では、「朝ヨガ」や「森の午後さんぽ」といったプログラムに無料で参加することができる。蔵王国定公園の中にあるため、到着した時からその豊かな自然に癒され日常の疲れをリフレッシュできるのが魅力だ。また、茨城県にある「心と体のリセット」をテーマにしたヘルスリゾート 天空の庭「天馬夢」では、じっくりと体内リズムを整えられるようにプランは2泊3日が基本となっている。のんびり系からアクティブなものまで様々なプランがあり、1人ひとりに合った過ごし方を提案してくれる。食事は腸内環境を整える「リセット食」、テレビを置かない、夜18時以降は夜間照明になるなどまさに心と体をリセットできる宿泊内容となっている。

しかし、施設は増加しながらも、日本人の中ではビジネスや旅行に関係なく日常生活に運動を落とし込むことがまだまだ出来ていないことが課題だ。東京オリンピックでインバウンド客が見込めるこの時期、日本人が好みそうなスタジオレッスンをかけ合わせることで課題を払拭を図り日本人も外国人観光客も関係なくホテル内フィットネスジム利用率を上げていきたい。

以前、グアムにいった時に宿泊先で行われていた
エアロビに無理やり参加させられました。(笑)
英会話も学べて一石二鳥なのでオススメです!

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奥村麻梨子

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