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未だに続くコロナ懸念。成功のカギは徹底しすぎた感染症対策?
新型コロナウィルスというワードが世に出回り始めてから1年が経過しようとしている。既に世の中では「withコロナ」は当たり前となっているが、
いまだにフィットネスクラブに対する懸念は大きい。そんな中で成功の鍵はどこにあるのだろうか。
未だにコロナ懸念が拭いきれず…
世の中はすっかり「withコロナ」が常態化しているが、そんな中でフィットネス業界については未だコロナに対する懸念が大きい。実際に未だにコロナの影響が大きいことはデータが示している。2020年11月の調査によると、3年以内にフィットネスクラブに通い、1年以内に辞めた人の約30%が「新型コロナウィルスの影響があったから」と回答(参考①)。加えて現利用者のコロナ前とコロナ禍での利用頻度を比較すると「週4回以上通っている」と回答した人の割合は男性が5.9ポイント減。
女性は7.7ポイント減と、男女ともに減少している(参考②)。では未だにコロナ懸念が拭いきれない状況の中で復調の鍵はどこにあるのだろうか。昨今のフィットネス業界話題のサービスから紐解いていく。
世界初、効果が見える光触媒コーティング
昨今話題になっているサービスの1つに世界初の光触媒コーティングがまずはあがる。これはフィットネスクラブの販促を行っているビックスが提供を開始したもので、光をエネルギーとして化学変化を起こす塗料を壁に塗布することにより菌やウィルスを瞬時に酸化させて感染力を奪う仕組みだ。また今回ビックスが提供するものは従来のものと違い、試薬を用いることでその場で効果測定が可能となっている。製品は特許を取得しており、既にホテルや大型商業施設で導入されており今後フィットネスクラブに広げていく予定だ。
Locarise TRAFFIC Signal
次いで豊田通商が提供する「Locarise TRAFFIC Signal(ローカライズ トラフィック シグナル)」も話題サービスの1つだ。これは天井などに、世界最高水準の3Dカメラセンサーを設置することで、リアルタイムで混雑状況がHP等に表示できる仕組みのサービスだ。これにより、ユーザーは密を回避しながら通うことができる。またカメラは性別や身長といった利用者属性のデータを得ることが可能でありマーケティングにも活用できることも魅力の1つとなっている。
今後の展望
以上から未だ続くコロナ禍に打ち勝つには“徹底しすぎ”というレベルの感染症対策かもしれない。消毒や除菌だけではなく、最新技術の力も借りながら対策をどこまで尖らせていくのか。
各フィットネスクラブの動きに今後も注目していきたい。
正直コロナ禍というのを忘れる1日もありますが、感染症対策はやり過ぎるくらいに徹底しながら仕事もプライベートも充実させていきたいですね。