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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2021-06-10 MAiL フィットネス

変化するフィットネス市場で新たな競合現る

長引くコロナ渦で、フィットネス市場に変化か。
体の健康だけではなく心の健康にも影響が出る生活の継続により、
ワークアウト需要が増加傾向に。
変化しつつある消費者のニーズに伴い、新しいスタイルの競合が出現。

コロナの影響が続く中…

テレワークの増加や外出の制限、社会に対する不安により、精神的なストレスを抱える人が増加をし続けている。

特に最近では一般社団法人日本フィットネス産業協会が東京都知事に緊急事態宣言中のフィットネスクラブ等への対応について上記のような人々の健康を目的に、フィットネスクラブはあくまで健康増進施設であり、商業施設あるいは遊興施設には該当しないという旨の要望書を提出し、実際に宣言中は休業ではなく時短営業という形になったニュースは記憶に新しい。

その中で、昨今では屋内のフィットネスジムに代わって屋外でのワークアウトが増加している。
屋外であれば感染対策にもなる上、自然に囲まれることや新鮮な空気を吸うことによって精神的なリフレッシュ感が期待できるなどのメリットが挙げられる。
実際に国外では、公園の中でエクササイズを行ったり、1人1人がスケルトンになったヨガドームの中に入りヨガを行う等コロナ渦ならではのイベントが増えている。
国内でも、ウォーキングやランニングの他に公園や、海などの場所でのワークアウトが増えてきており、新たな競合になる可能性が出てきている。

アウトドアワークアウトに注目

実際に具体的な事例を見ていくと以下のようなものがある。
まず、アウトドアフィットネスの概念の第一人者「BEACH TOWN」である。アウトドアフィットネスは「アウトドア」と「フィットネス」を融合させたトレーニングの概念だ。
当施設は会員制のフィットネスクラブで、全国に事業を展開している。
その事業の中でも一番の目玉となっているのは、新宿中央公園内に開業した「PARKERS TOKYO」のヨガスタジオだ。
前面がガラス張りになっており、公園を一望できるようになっている。室内とは思えないほど開放的な空間でストレッチやヨガ、ピラティスを行うことが出来る。
時間によってはテラススタジオや、公園内の芝生でパークヨガを行うプログラムも開催されている。

その他にも兵庫県にある六甲山の自然の中でエクササイズを行うことが出来る「六甲山アスレチックパークGREENIA(グリーニア)」や、湘南の海岸や港でヨガを行うことが出来る「SHONAN BEACH YOGA」などのサービスが昨今出始めており、アウトドアワークアウトの需要は顕在化してきていると言ってよい。
アウトドアワークアウトの勢いがさらに増せば、新しい競合になるだけではなく現在のフィットネス業界においての選択肢がさらに増えていくのではないだろうか。

大自然の中でのフィットネスは気持ちがよさそうです!
普段から家にこもりがちなのですが、自然の中でヨガをしてみたいです。

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マーケッター

中島理絵

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