
最近よく耳にする「マシンピラティス」は何がイイのか?

ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。
昨今、様々なものがサブスクリプションサービスに変わりつつある。動画・音楽・車・最近では洋服や家電も月額サービスが登場している中でウェルネス市場でも“ある”ものがサブスクリプションサービスとして登場している。それがプロテインだ。本記事ではその詳細について詳しく紐解いていく。
では、そのプロテインのサブスクとは一体どんなものなのか。月額の費用やどんなプロテインが届くのか、通常の購入と違ってどんな違いがあるのかを事例を見ていきたい。
POCKETEINは2022年の7月にサービスを開始した、美容と健康をテーマに女性メインターゲットのサブスクリプションサービスだ。タイプはソイプロテインであり、6種類のフレーバーから2種類のフレーバーをユーザーは選んで定期便として家に送付してもらうことができる。販売会社のジョー・リテイリング株式会社は長くプロテインを続けてもらうことを目的にサービスを開始し、サブスク形態というだけでなくカップに溶かせる個包装形式にすることで職場など家以外の場所でも手軽に摂取できる仕様になっているのが特徴的だ。
RAKUPUROは2023年の8月にサービスを開始。POCKETEINと違い種類が豊富なのが特徴の1つでソイプロテイン以外にホエイプロテインやBCAAなどから毎月ユーザーは選ぶことが出来る。また都度購入する体験との大きな差別化としてLINEを活用しいつでもプロテインの相談が可能というサービス付だ。すなわち「どのプロテインを選べば良いかわからない」ユーザーにとっても適切なアドバイスが可能になっている。
豊富な種類と手軽さが魅力のサブスクだが、そこで気になるのはそもそも需要があるのか否かだ。実際に「プロテイン サブスク」というキーワードの検索推移を調べてみた。すると2022年の中旬を境にして、徐々に検索数が伸びていることがわかる。既述したサービスが狙う「プロテインを続けたいけどなかなか続かない」「どのプロテインを選べば良いかわからない」という需要が一定数あることがわかる。もし今後も同様のサービスが生まれていけば更に検索数は伸びていく可能性もあるだろう。更に将来的にはフィットネスを運営する企業がジムの契約にオプションでプロテインを組み込むなど同じウェルネス市場内でも相乗効果が見込めるようなプランも世に出始める可能性も考えられる。今後プロテインはサブスクが当たり前になるのか、一時的な話題性で終わってしまうのか今後も動向に注目していきたい。