ARTICLE記事一覧

ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2026.08.04 MARKETING

Google広告 AI最大化設定とは?P-MAX・DSAとの違いと使い方をわかりやすく解説

Google広告 AI最大化設定とは?P-MAX・DSAとの違いと使い方をわかりやすく解説
目次
開く  ]

Google広告の運用で近年注目を集めているのが「AI最大化設定(AI Max for Search campaigns)」です。名前が似ている「P-MAX」や、統合が進む「DSA(動的検索広告)」との違いがわかりにくく、「結局どれを使えばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、AI最大化設定の基本から他機能との違い、設定方法、注意点までを初心者にもわかりやすく解説します。

Google広告のAI最大化設定(AI Max)とは?

AI最大化設定(AI Max for Search campaigns)は、Google検索広告のキャンペーンにワンクリックで追加できるAI機能です。ターゲティングとクリエイティブの最適化が統合されており、Google広告のAIがリアルタイムに配信・広告文・最終ページURLを最適化して成果を伸ばします。

ここで重要なのは、AI MaxはP-MAXのような「キャンペーンの種類」ではなく、検索キャンペーンに付与する「設定(機能)」の1つだという点です。そのため、ディスプレイなど検索結果以外の面に広告が表示されることはありません。

  • 発表:2025年5月(Google Marketing Live)
  • 正式提供:2026年4月15日に一般提供開始
  • 設定単位:キャンペーン/広告グループ単位でオン・オフを切り替え可能

AI最大化設定の3つの主な機能

AI Maxは、これまで運用者が手動で設計していた「キーワード」「広告文」「ランディングページ」の最適化を、AIが担う仕組みです。

① 検索語句マッチングの拡張

登録しているキーワードを起点に、サービスとの関連性が高い検索語句へAIが自動で配信を拡張します。従来のキーワードだけでは取りこぼしていた「未開拓の検索意図」を捉えられるのが特長です。

② テキスト(アセット)の最適化

検索語句との関連性が高まるよう、既存の広告アセットをもとに見出しや説明文をAIが自動で最適化・補完します。ユーザーのクエリに合わせて広告文が動的に調整されます。

③ 最終ページURL(LP)の拡張

ユーザーの検索語句や意図に基づき、広告主が指定したサイト内のURLから、最も関連性の高いLPをAIが自動選定して表示します。

AI最大化設定の効果(パフォーマンス)

Googleの公表データによると、検索キャンペーンでAI最大化設定を有効にした広告主は、現在と同程度のアクション単価(CPA)/広告費用対効果(ROAS)を保ちつつ、コンバージョン数・コンバージョン値が平均で約14%上昇したとされています(非小売の広告主が対象)。フレーズ一致・完全一致キーワードと併用した場合は最大27%の改善が報告されたケースもあります。

📊※数値はGoogleの内部データに基づく目安です。業種・アカウント状況によって効果は変動します。

AI最大化設定とP-MAXの違い

名前が似ているため混同されがちですが、両者は目的も配信面も異なります。

比較項目AI最大化設定(AI Max)P-MAX
位置づけ検索キャンペーンの「設定・機能」「キャンペーンの種類」
配信面検索広告のみ検索・ディスプレイ・YouTube・Gmail・Discover等の全面
コントロール性高い(検索に特化・透明性が高い)低め(Googleに最適化を任せる)
向いているケース検索に注力し、細かな制御をしたい複数チャネルでリーチを最大化したい

選択の目安:検索広告のコントロールを保ちたいならAI Max、全体のリーチ拡大を優先するならP-MAX。両方を併用する戦略も有効です。

AI最大化設定とDSA(動的検索広告)の違い

DSA(動的検索広告)は、広告主がキーワードを登録しなくても、Googleがサイトの内容を読み取って自動的に関連検索へ広告を表示する仕組みです。AI Maxと似ていますが、AI MaxはDSAの機能を包含しつつ、検索語句マッチングやアセット最適化までを含む、より包括的な仕組みです。

⚠️重要:DSAは2026年9月にかけてAI最大化設定(AI Max)へ統合・移行される予定です。現在DSAを利用している場合は、移行に向けた準備が必要です。

AI最大化設定の設定方法

基本的な流れは以下のとおりです。

  1. Google広告の管理画面で対象の検索キャンペーンを開く
  2. 「設定」内の**AI最大化設定(AI Max)**を有効化する
  3. 必要に応じて広告グループ単位で検索語句マッチングのオン・オフを調整する
  4. ブランドの含める/除外、URLの含める/除外などのコントロール設定を確認する
  5. 配信開始後、レポートで検索語句・成果を確認しながら最適化する

活用時の注意点

  • トラッキングテンプレートの確認:AI Maxの最終ページURL拡張により動的LPが使われるため、トラッキングテンプレートが非互換だと404エラーが発生することがあります。{lpurl}?{lpurl}&{lpurl}# などのパターンを事前に確認しましょう。
  • ブランド・URLのコントロール:意図しないブランドやページへ配信されないよう、含める/除外の設定を活用します。
  • 検証はスモールスタートで:まずは一部キャンペーンで有効化し、成果を比較しながら適用範囲を広げるのが安全です。

よくある質問(FAQ)

Q. AI MaxとP-MAXはどちらを使うべき?

検索に特化してコントロールを保ちたいならAI Max、複数チャネルでリーチを最大化したいならP-MAXが適しています。両方の併用も可能です。

Q. AI Maxはどの検索キャンペーンでも使える?

2026年4月に一般提供が開始され、検索キャンペーンにワンクリックで追加できます。キャンペーン/広告グループ単位でオン・オフを切り替えられます。

Q. DSAはどうなる?

DSAは2026年9月にかけてAI最大化設定へ統合される予定です。移行に向けた設定の見直しをおすすめします。

まとめ

  • AI最大化設定(AI Max)は、検索キャンペーンにワンクリックで追加できるAI機能(キャンペーン種別ではない)
  • 主な機能は「検索語句マッチングの拡張」「テキスト最適化」「最終ページURL拡張」の3つ
  • P-MAXは全面配信のキャンペーン種別DSAはAI Maxへ統合予定という違いを押さえる
  • 有効化でCV数・値が平均約14%向上する一方、トラッキング設定などの注意点もある

検索広告の成果に伸び悩みを感じている場合は、まず一部キャンペーンでAI最大化設定を試してみるのがおすすめです。

CATEGORY

TAG

関連記事

一覧に戻る

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのために、Cookie(クッキー)を使用しています。このバナーを閉じるか、閲覧を継続することでCookieの使用に同意するものとします。
詳細はコチラ詳細はコチラ

OK