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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2020-03-31 MARKETING その他

ユニフィット広告ラボ3月号 商品HPはどれくらいの人が見る?

「商品のHPは必ず見る」は17.7%。HP誘導に大事なのは、理由と認知!

どの広告でもHPへ誘導することが当たり前になってきており、HP内でどれだけコンバージョンを高めることができるかを第一優先として考える企業も増えてきています。

しかし、その前に、「そもそもHPは誘導したからってみんなちゃんと見ているのか…」ということを改めて検証している企業も多くはないのではないでしょうか。

そこで、今回は「あなたが広告を見て、その商品に興味を持った場合、その商品のHPを見ますか?」というアンケートを実施しました。

結果とすると、「必ず見る」と答えた方が17.7%。
「理由があれば見る」と答えている方がおよそ60%。
※「商品の理解が難しいと感じたときに見る」「見たくなるようなコンテンツがあれば見る」
 「話題になっている商品であれば見る」がそれぞれ20%前後あり、その合計。
「HPは見ない」「HPがあることを知らない」が合計で20%と、その商品に興味があれば必ず見てもらえるわけではないという結果となりました。

「知らない」と答えている方をどれだけ取り込めるかも重要ですね。

その商品の金額によって、年代別で影響を受ける?(高い買い物の場合は?)

「理由があればHPを見る」についても、その理由は商品の金額によって違いがあり、それは年代間で影響を受けるようです。

まず、当該アンケートにおいて「その商品が、ご自身にとって少し勇気のいる金額の商品だった場合」という条件を付けると、特に高い年代において「商品の理解が難しいと感じたときにHPを見る」と回答する率が高くなります。

また、その他の率は全体的に下がる一方で、若い世代を中心に「必ず見る」と回答する率が高くなることも特徴です。

やはり高額商品となると「後悔したくない」と思う人が多く、その受け皿としてHPが機能していることが見て取れます。
その結果として、年齢が高くなるほど「難しい部分を理解する為」となり、年齢が若くなるほど、「とりあえず見る」という結果となることが予想されます。

その商品の金額によって、年代別で影響を受ける?(日常的な買い物の場合は?)

また、一方で日常的な買い物となると結果が少し変わってきます。

回答項目による年齢差が全体的に少なくなり、「勇気のいる買い物」と比べて、「話題になっている商品であれば見る」「HPは見ない」と回答する率が高くなります。

こうした結果の違いは「高い買い物は後悔しない為に見る」「日常的な買い物は話題に乗り遅れないために見る」といった深層心理が見え隠れしているのではないでしょうか。



そして全体の傾向で見ると、「見たくなるようなコンテンツがあれば見る」と回答している人が最も多いです。

他の媒体からHPへ誘導する際も、ただ単に「HPあるよ!」とするのではなく、「〇〇のような情報がHPにあるから見てね!」とする方がHP誘導率も高くなるかもしれませんね。

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中川陽平

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