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ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。

2020-04-30 MARKETING その他

UF広告ラボ4月号 広告のコピーはどれくらい読まれてる?

「全文しっかり読む」は13%。「流し読み」が最多。

「活字離れ」という言葉はもう何年も使われている言葉ですが、世の中の広告には素晴らしいコピーがあふれていて、そのコピー自体が評価されることもまだまだ多くあります。では、本当に活字離れというのは発生しているのでしょうか?

それを調べるために、「紙面広告において、長文が掲載されていた際、あなたは広告文を読みますか?というアンケートを実施しました。

すると、
・全文しっかり読む:13.0
・キャッチコピーだけ読む:33.8%
・全体的に流し読みする:41.3%
・商品に興味を持っても文章は読まない:11.9%
という結果となりました。

最も多いのが「流し読み派」。
キャッチコピーについても1/3の人が読むと回答しているので、やはり広告において、まだまだコピーは力を入れていくべき部分だということがわかります。

しかし、「活字離れ」といわれているのは”若者”が中心です。
実際に年代別で読む読まないの違いはあるのでしょうか?

意外と読む若者。意外と読まない60代。

同様の調査を年代別で集計すると、「全文しっかり読む」と回答したのが
・20代:16.0%
・30代:15.5%
・40代:11.0%
・50代:16.8%
・60代:5.9%
最も多いのが50代ですが、意外と若者(20代)が2番目に多い16%。
対して活字を読む機会が多そうな60代が最も(断トツで)低く5.9%という結果となりました。

ただ、20代に関しては、「読まない」と回答している人も他の年代に比べると断トツで高く、読む派と読まない派が二極化している傾向があります。
今は広告自体に興味を示す若者も多いことから、そういった人は読み、それ以外の人は読まないといった結果なのかもしれません。

また、最も「読む」系の回答が多かったのが50代です。
年代が上がるほど「読む」系の回答は多い故の結果なのだと思いますが、ある時を境に老眼などから、読むことが難しくなる、、、
そして、その境目が50代と60代なのかもしれません。

このように、コピーというのはまだまだ人の心を動かす大事な要素になり得るものです。
我々も手を抜かず、しっかりと考えていく必要がありますね。

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中川陽平

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