
「紙」と「電子」の違い
NEW
ユニフィットの社員が、担当プロジェクトの広告実績を紹介したり、日々感じていることなどを書き綴っています。またマーケッターが市場の動向を切り裂くフリーペーパー『MAiL』や世の中の(生活者の)トレンドやニーズ、価値観を把握し、広告制作へ反映するために行っている定量調査の分析も公開しています。
皆さんは帰ってとりあえずテレビを付ける、という経験はないでしょうか。自分はそんな感覚でよくYouTubeを開いています。特に見たい配信があるわけではなく、なんとなく付けて面白そうなものを再生する、いわゆる「ながら見」する機会が増えました。
そこで実際にYouTubeを「ながら見」する人がどれくらいいるのか調べてみました。2023年にとある会社が調べたアンケートによると、実に40%以上の人が「ながら見」をするそうです。(「いつもある」と「頻繁にある」と回答したユーザーの合計)。更に「ときどきある」と回答したユーザーを合わせると実に75%以上に及びます。特にトークや歌などのコンテンツだと聴覚的な情報価値が高いため、「ながら見」視聴者が多いのではと個人的に感じています。
最近は若年層を中心に倍速視聴が一般的になりつつありますが、更にはその上で映像はあまり注視しない流れもあるということになります。更にこの流れに乗るように最近動画配信サービスのネットフリックスでは動画ポッドキャストの制作を検討しているそうです。これまで予算をかけても高品質なコンテンツを作り続けてきた同社ですがよりライトな使用も目指した動きが見られています。これにより広告も映像媒体ですがより聴覚情報の高いコンテンツ内容(例えば、そよ風や車のエンジン音をより強調した内容)が増えていくかもしれません。
最近「ながら見」の機会が増えたこともあってディスプレイを常に複数映っている状態が続いています。将来的にはテレビなんかもデュアルディスプレイのものが出たりするのかもな…と思っています。